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2013年4月28日 (日)

(3)「医師から医師への指導・指示」だというカルテ記載の不自然さ

 1階で、診察した副院長、
 2階で、カルテを記載した設定になっている清水良美院長

このカルテ(※実際の1ヶ月健診カルテ参照)に書かれている、「指導」とは?

 裁判官の質問
「『増加不良の為,母乳の補乳について指導』というのは,Y医師に指導しろという,そういう指示ということになるんでしょうか。」

 清水良美院長
「それで結構でございます」

 さらには
裁判官の質問
「一番下の『2-3週後,再検査を指示し』というのも,あなたが指示をしたという・ ・ ・。」


 清水良美院長は
「私がYドクターに指示をしております。」

とあたかも,
カルテ上で清水医師がY医師に指示を出しているかの証言をしています。

 ここで,カルテの記載の「指導」が,優華の母親に指導したという意味にとられると,さすがに実際に会話していない優華の母親の証言との矛盾を信じてもらえない。
そこで,苦し紛れに「Y医師への指導」だと証言したと容易に推測できます。

清水良美院長は,
「私じゃなくて看護師に送らせて,私は電話でY医師に・・・,電話だったと思いますけれども,指示をした覚えはございます。」

というのであれば,電話で済んだことであり,カルテに何度も何度も記載する必要はありません。

 この話について、裁判所もご理解下さいました。

判決文: 1か月健診時については,副院長が診察して体重増加不良の異常を認めたというのであるから,当然に副院長による何らかの記載があってしかるべきであり,上級医である清水院長の診察を仰いだことから,清水院長が副院長の診察時所見(母親から聴取した内容等も含む。)を口頭又は電話で聴取して併せて記載したというのは,当時の状況に照らし,不自然というほかなく
むしろ,仮に清水院長の診察を仰ぐことにしたのなら,自身が聴取した内容等をカルテに記載したうえで,カルテとともに,保護者である母親を付き添わせて優華を清水院長の下に送ることが自然といえる

〔なお,副院長の陳述 及び供述によれば,体重増加不良を認めたので優華を看護師に2階の病棟まで連れて行ってもらい清水院長にも診てもらった旨述べるが,そうであれば,なおさらカルテに自身の診察時所見を記載して,これを看護師に委ねるのが自然といえる。
この点につき,清水院長は,その陳述 
及び供述において,副院長からはチアノーゼなし,心雑音なしとの伝言もしくは報告を受けた旨述べるが,どのようにしてその報告を受けたかについては,何ら具体的にせず,
また,「この1か月健診時のカルテの記載をあなたはいつされましたか。」という原告ら代理人の質問に対して, 「ベビーを2階に連れてきてもらうときに,一度・・・。」と言いよどんだ上で,再度,「いつ記載しましたか。」と問われて,「ベビーを診察した後言しました。」と答える(清水院長の代表者尋問調書)など,
この間の経緯については一貫してあいまいな供述をしている。

そもそも,母親は,その陳述 
及び供述において,1か月健診時,自分と優華は離れていないし,看護師や副院長が優華を連れて行った事実はない旨述べており,優華を清水院長の下に連れて行った際に,母親にどのような説明をし,なぜ同原告を清水院長の診察の際に同席させなかったのかにつき,被告側は何ら合理的な説明をせず,清水院長及び副院長も何ら陳述又は供述をしていないことに照らせば,清水院長が優華を診察したこと自体,疑義があるといわざるを得ない

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