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2013年5月10日 (金)

清水良美医師:重症大動脈弁狭窄の心雑音についての証言(一審)

 清水良美医師が、『大動脈弁狭窄の拡張期心雑音』と言った事は、誤りです。
 私達もたくさんの教科書を見ましたが、大動脈弁狭窄の拡張期心雑音の記載はひとつも見当たりません。

<清水良美医師の尋問>
原告代理人
あなたの陳述書の5ページなんですが,ちょっと示すのはやめますが,
死期が迫った重症型大動脈弁狭窄症において出現する症状の主たるものとして,収縮期,拡張期心雑音という,こういう記載があります。これは御記憶ありますか。

清水良美医師
あると思います。

原告代理人
収縮期,拡張期心雑音というのは,どういうふうに聞こえるんでしょうか。

清水良美医師
大動脈弁狭窄症の場合は相当進まなければ音は聞こえませんが,状況が進みますと,簡単に言いますと,心臓の音は,「どっくん」といいます。その「ど」と,「くん」の間が収縮期,収縮期の雑音,心臓から血が出るときですね。その「どっくん」の間が収縮期でその間に変な音が聞こえるのが収縮期雑音といいます。その場合,「どっくん」の間から,「ど」から音がだんだんわあっと高くなって,「くん」に当たって小さくなるのを,これを収縮期の駆出性雑音。こういう場合は,心房中隔欠損もしくは重症の動脈弁狭窄症というのがございます。「どっくん」の間,ずっと続けて雑音があるのは,これは,心室中隔欠損がございます。そう把握して,私はそう習い,そういうことで今までも診断して,児はちゃんと診断をつけて,大きい病院に問題の児は送っております。

原告代理人
重症大動脈弁狭窄症において出現する主たる症状として拡張期心雑音という記載があるわけですけれども,これはどういうものですか。

清水良美医師
重症になりますと,拡張期にも心臓の血流の流れが出てきますので拡張期にも出ますけれども,それは相当重症じゃないと出ません。一般的には,収縮期の駆出性雑音で,大動脈弁狭窄症というのは診断がつきます。むしろ拡張期にそれが出るようであれば,その前に診断がついて大きい病院に搬送されてるような状態でございます。

と証言されました。


原告協力医師意見を基に、清水良美医師の誤りを指摘しました。

『ここでの,清水医師の説明では「重症ASになると拡張期に雑音が出てくる」ということですが,そのようなことはありません。一般に拡張期には左心房から僧帽弁を通った血流が左心室に流入しますが,ASが重症化しても雑音は生じません。通常の診療で日常的に心臓の聴診を行い,心雑音の発生機序から理論的に考えれば,このような間違えを証言するはずがありません。

おそらく,被告協力医K医師の「意見書」 「第3 大動脈弁狭窄症兼閉鎖不全症の一般的経過 1」にある「弁の逆流が多い場合は,出生直後より心不全(体重増加不良というよりは体重減少,頻呼吸,聞き逃されることのない収縮期+拡張期心雑音,異常発汗など)が存在します。」という記載からだと推測されます。』

この点も、清水良美院長は、反論していません。

なお、1審で重症大動脈弁狭窄の説明しているにも関わらず、2審になって、
清水良美医師は、「重症大動脈弁狭窄をはじめてしりました。聞いたこともない疾患でした。」旨述べ、主張を変遷しました。こちらはまた後ほど書きます。

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コメント

小児科医や内科医でなかったとしても、このような誤りを法廷で証言するとはあまりに恥ずかしいことです。

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