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2013年5月11日 (土)

清水良美医師の聴診の着目点

先に、清水良美医師は、早期小児科に習熟し、心疾患については、雑音の有無ではっきりわかる事。また重症大動脈弁狭窄を収縮期,拡張期心雑音と述べたこと。を掲載致しました。

そして
正常な新生児に対して聴診をどう行っているかを聞いた質問です。

<清水良美医師の尋問>

原告側弁護士
あなたは、心音を聴診されるときには,まず何に着目をして聴診をされますか。

清水良美医師証言
    ベビーの場合は,まず,出る症状がチアノーゼでございますが,この場合は大動脈弁狭窄症,あと今言った,心臓の上に穴が開く・・・。

原告側弁護士
すいません,ちょっと・・・。

清水良美医師証言
分かりました。簡単に言います。私が聴診するに当たっては,まず胸骨がございます。胸骨の左側の第2肋間の,私から左,右側です。右側で,心房中隔欠損症もしくは大動脈弁狭窄症。あと,次に聴取する部位としましては,胸骨,真ん中の骨です,その左縁の下,第4肋間,ここで,これは怖い病気ですけども,心室中隔欠損,もしくは僧帽弁狭窄症,それを診ております。

と証言されました。

原告協力医師意見を基に、清水良美医師証言の不自然を指摘しました。

『清水良美医師の聴診の着目点は一番雑音聴取の頻度が高い動脈管開存症(PDA)を無視して,心室中隔欠損症(VSD), 心房中隔欠損症(ASD),さらに頻度が高い肺動脈弁狭窄症(PS)を無視して頻度は少ないが聴取が簡単な大動脈弁狭窄症(AS), 頻度も極めて少なければ聴診も困難な僧帽弁狭窄症(MS)となっていました。このことから,新生児の聴診を真面目にしていたという診療態度ではないことがわかります。

「なぜ,清水医師が『MSについて着目している』と証言したのか?」については,真面目に診断学を学んだ医師なら容易に推測できます。21世記にはほとんど発症がなくなったリウマチ熱を原因とするMSは,心臓の聴診技術が熟達されたGolden age of sthetoscope (聴診器黄金時代)の19世紀に多発していました。その時代の心臓病といえば,当時罹患数の多かった後天性弁膜症,特にMSを指したのです。その歴史もあり,現代までも内科診断学の成書の心音聴診や弁膜症の診断に関する記載は,MSが最初にかつ詳細に書かれているのです。清水医師の心疾患聴診知識は,成人の診断学の教科書の記載によるものです

なお、この点も、清水良美院長は、反論していません。

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